咳にもいろいろあるんだよ②
北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピです!!
前回は、咳にもいろいろなタイプを分けて診察しているのを
ご紹介させていただきました。
今回は前回に引き続き、
どんなふうに「咳」を観察、治療していたか見てみましょう。
さて、素問という本の咳論という部分にこんな言葉があります。
「蔵を治すには五兪穴を取り、府を治すには下合穴を取れ」
昔の名医の格言ですね。
「蔵」と「府」は、病気の深さを表しており、
端的にいえば「蔵」の方が、病状が重く、
「府」の方が、病状が軽いという意味です。
五兪穴とは、手首や足首にあるツボで、
下合穴は、膝関節周りにあるツボです。
(五兪穴は、太衝、神門、太白、太淵、太渓、
下合穴は、足三里、陽陵泉、上巨虚、下巨虚、陽陵泉)
たとえば、春タイプの咳(肝咳)で、「蔵」の深さの咳であれば、
肝の蔵のツボである太衝(たいしょう)穴をとる。
といったようにして決めていきます。
詳しくは、セラピの先生に聞いてみてくださいね。
前回、ご紹介した咳のタイプ(どんな症状があるのか)に加えて、
「蔵」なのか「府」なのか(どれくらいひどい咳なのか)
を見抜いてツボを選ぶのが、腕の見せ所ともいえるかもしれません。
今回は、咳のタイプに加えて、どれくらいその咳の程度がひどいのか、
それによって使うツボが変わることをご紹介させていただきました。
新型のコロナウイルスも流行る今日この頃ですが、
手洗い、うがいをして、冷静に対処していきたいですね。
とはいえ、咳が出ないよう状態にすることが大切です。
次回は、免疫力アップの方法もご紹介させていただきます。
お楽しみに!!