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睡眠と東洋医学:“眠れない夜”は体からのサイン?

北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ

 

 

「なんだか調子が出ない日」に、そっと寄り添う鍼灸師 岡崎です!

 

 

予報では、来週から気温が少し下がりそうな感じですが、にわかに信じがたいですね。

 

 

最近は秋らしい秋がなく、四季が無くなっていく感じがしてさみしいものです。

 

 

暑さが続くせいで、眠りが浅くなっている方も多いのもまた事実。

 

 

そこで今回は、睡眠と東洋医学の関係性についてお話していきたいと思います。

 

 

 

 


 

 

 

眠りの悩み、どこから来てる?

 

 

ここ最近、こんな声を耳にする機会が増えました。

 

 

 

「夜になっても頭が冴えて眠れない」

 

「夜中に目が覚めると、そこから眠れなくなる」

 

「寝たはずなのに疲れがとれてない」

 

 

 

それ、ただの生活習慣のせいだけじゃなく、体のエネルギーやバランスが崩れているサインかもしれません。

 

 

東洋医学では、睡眠は「心」「腎」「肝」などの臓腑のはたらきと深く関係していて、眠りの質はその人の“気・血・水”の状態を映す鏡なんです。

 

 

 

 


 

 

 

睡眠と関係する3つの臓腑

 

 

ここで、先程でてきた、「心」「肝」「腎」について少しおさらいをしておきましょう。

 

 

 

 

心(しん) → 精神活動全般のコントロールを担う。

 

 

“神(しん=精神にかかわる)”を宿し、夜に“神が静まる”ことで眠れるとされる。

 

 

心の乱れが起きると、不安や動悸、不眠、夢が多くなる。

 

 

 

 

 

肝(かん) → 気血の巡りと関係し、情緒にも深く関係。

 

 

ストレスが強いと「肝」が緊張し、夜もリラックスできず、眠りが浅くなる。

 

 

活動的過ぎても肝気が落ち着かずにやはり眠りが浅くなる傾向。

 

 

 

 

 

腎(じん) → 生命力の源。成長・発育・老化・ホルモンバランスなどに関与。

 

 

腎が弱ると、眠りが浅くなったり、早朝に目が覚めたりする傾向に。

 

 

こちらは肝と対照的で、活力がなくなり動く気力もなくなります。

 

 

 

 

各臓腑にはそれぞれ特徴があり、各々が働きすぎたり弱る事で、症状の傾向が少しずつ変わります。

 

 

 

 


 

 

 

眠れない“タイプ別” 東洋医学的アプローチ

 

 

 

次は、その臓腑ごとに見られる「寝れない」をタイプ別にみてみましょう。

 

 

 

 

なかなか寝つけないタイプ

 

 

→ 肝の気がうまく巡っていない「肝鬱気滞(かんうつきたい)」タイプ

 

 

→ 仕事のストレス・頭の使いすぎで、神(こころ)が落ち着かない

 

 

 

 

◆夜中に目が覚めるタイプ

 

 

→ 心血不足(しんけつぶそく)や肝血虚(かんけっきょ)タイプ

 

 

→ 血が足りず、“神”をしっかり休ませられない状態

 

 

 

 

◆早朝に目が覚めてしまうタイプ◆

 

 

→ 腎陰虚(じんいんきょ)タイプが多い

 

 

→ 体のエネルギーが枯渇し、深い睡眠を維持できない

 

 

 

 

 

こうして自分の睡眠パターンから、どのタイプに当てはまるかを見極めるのが、東洋医学的な対処の第一歩です。

 

 

 

 


 

 

 

鍼灸で整える“眠れる体づくり”

 

 

 

来院されている方にはよくお話しているのですが、実は睡眠って無条件で取れるものではないんです。

 

 

やはり、眠りやすい身体と環境づくりが大切です。

 

 

まずは、眠りやすい身体づくりの助けをしてくれるツボの紹介をします。

 

 

 

 

不眠改善によく使うツボ

 

 

 

神門(しんもん):精神を落ち着け、入眠を助ける。手首内側の小指側

 

神門

 

 

太衝(たいしょう):肝の気をめぐらせ、ストレス解消に。足の甲、親指と人差し指の間

 

太衝

 

 

三陰交(さんいんこう):気血を養い、全体のバランスを整える。内くるぶしから上に指4本のところ

 

 

 

失眠(しつみん):かかとの中央にある「眠りのツボ」

 

 

ここはなかなかもんだりできない場所なので、できたらお灸がオススメです

 

 

 

これらのツボを優しく刺激することで、交感神経優位な状態をゆるめ、眠りに入りやすい体へと導いてくれるようになります。

 

 

 

 


 

 

 

自宅でできる“眠りの養生”

 

 

 

寝るのにも技術が必要で、寝られない方は特に意識する必要があります。

 

 

ここでは、どういったことを意識すればいいか、何をしたらいいかの一例をご紹介します。

 

 

 

 

◆眠るための準備を、夕方から始める◆

 

 

 

● 18時以降はスマホやPC画面を見る時間を意識的に減らす

 

 

→夜遅くになるにつれて、脳の興奮が眠気を邪魔してしまいます。

 

 

目と脳を休めるのもお忘れなく。

 

 

 

 

● 軽いストレッチや深呼吸で「副交感神経」にスイッチ

 

 

→最近ヨガなども流行っていますが、緩やかなものならそれでもかまいません。

 

 

とにかく活動量を減らすことで、眠気につなげます。

 

 

 

 

● 部屋の照明は少し落として、徐々に心も沈めていく

 

 

→調光できるなら、白色よりオレンジ系の明かりにした方が良いです。

 

 

更に、少し光量を落とすことで、眠気を誘います。

 

 

 

 

 

 

◆足湯で“腎”と“気血”を補う◆

 

 

 

寝る30分前に、ふくらはぎ半分くらいまでのお湯に10〜15分。

 

 

じんわり体の芯が温まり、呼吸も深くなります。

 

 

足湯までするのが大変だという方には、肘湯がオススメ。

 

 

洗面器にお湯を張って、5~10分肘を浸けるだけ。超簡単。

 

 

本当はボーっとしてほしいけど、耐えられないならスマホ見ながらでも肘湯は出来ます。

 

 

 

 

 

 

◆おすすめ食材とお茶◆

 

 

 

ナツメ・クコの実:心血を養う

 

 

ほうれん草・レバー:肝血を補う

 

 

黒ゴマ・山芋:腎を養う食材

 

 

カモミール・ラベンダー:気をゆるめるハーブティー

 

 

 

結構癖のあるものが多いですが、黒ゴマは毎食ご飯にまぶせば無理がないし、山芋は薄く切って焼き目を付けて少し塩を振れば美味しく食べられます。

 

 

腎の補強をしておくと、回復力が高まります。

 

 

 

 

 

 

◆寝る前の“養心タイム”を作る◆

 

 

好きな本を1〜2ページ読む、アロマを焚く、小さな日記を書くといった、ちょっとした自分時間を作りましょう。

 

 

ついスマホ見たくなるのもわかります。

 

 

私も携帯小説読んだりしますが、寝る前は出来るだけ他の事に意識を向けた方がよいです。

 

 

とにかく、キーワードは「ゆっくり」「ゆったり」することです。

 

 

出来なくてもやってみるんです。

 

 

 

 

 


 

 

 

「眠り」は、体と心の回復スイッチ

 

 

 

東洋医学では、「睡眠は命を養う」とまで言われるほど大切なもの。

 

 

特に夏〜秋にかけては、自律神経が乱れやすく、睡眠の質が落ちやすい季節。

 

 

「寝ても疲れが取れない」と感じているなら、ただ休むだけじゃなく、“整えて休む”という意識が必要です。

 

 

律神経や免疫の問題、体質改善などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

眠りの悩みはデリケートだけど、焦らなくて大丈夫。

 

 

あなたに合った養生法を見つけて、少しずつ“眠れる体”に戻していきましょう!

 

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

当院の治療方針を詳しく知りたい方はしんきゅうコンパスへ!

 

 

ネット予約も可能なので、営業時間外でも遠慮なくどうぞ!!