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気候変動と不調の関係 ~自律神経の乱れや副腎の疲れ~

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『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院

 

 

 

 

自律神経治療・眼治療が得意な鍼灸師の岡崎です!

 

 

 

 

 

 

 

 

毎日暑くなってきました。

 

 

 

少しずつセミの鳴き声も聞こえて、夏が始まろうとしていますね。

 

 

 

ですが、依然として湿度と蒸し暑さが猛威を振るっています。

 

 

 

一時より減りましたが、体調を崩したり、身体の重だるさや頭痛、眠気、やる気が出ない等様々な不調を訴える方がまだまだ多いです。

 

 

 

そこで、今回は気候がころころ変わる時に頑張って働いている副腎という臓器のお話をしていきます。

 

 

 

 

 

 

副腎は、腎臓の真上に乗っかっているとても小さな臓器です。

 

 

 

「副腎皮質」「副腎髄質」に分かれていて、それぞれ別のホルモンを分泌しています。

 

 

副腎皮質からはコルチゾール、アルドステロン、アンドロゲンが、

 

 

 

副腎髄質からはアドレナリン、ノルアドレナリンというホルモンがそれぞれでてきます。

 

 

 

それぞれのホルモンがどういった働きをするのかというのは、長くなるので次回のお楽しみに!

 

 

 

 

 

 

さてここから本題なのですが、副腎の働きが悪くなるとどうなってしまうのか。

 

 

副腎の働きが悪くなると、分泌されるホルモンの量が減り、ストレスに対する耐性が弱くなります。

 

 

 

それによって、下記のような症状が表れます。

 

 

・慢性的な疲労感や、朝起きるのがつらくなる。

 

・夜なかなか寝付けない、または寝てもすぐ目が覚めてしまう

 

・常に微熱がある

 

・めまいや耳鳴り、胃腸の調子が悪くなりやすい

 

・塩分や糖分の高いものが食べたくなる

 

・花粉症やアレルギーの発症や悪化

 

・ぼーっとする、仕事がなかなか捗らない

 

・記憶力の低下、物忘れが酷い

 

・何をしても楽しくない、人生が虚しく思う、不安感が強い

 

・些細なことでイライラするようになった

 

・コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物を多く摂取してしまう

 

・PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)が悪化

 

・性欲の減退

 

・すぐ風邪を引くようになった

 

 

 

など、割と皆さんに当てはまる症状なのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

では、どういった時に副腎の働きが悪くなるのでしょうか?

 

 

 

その多くは様々なストレスにさらされることです。(環境の変化・気候の変化なども含まれます)

 

 

 

副腎は別名「ストレスと戦う臓器」とも呼ばれています。

 

 

 

脳でストレスを感じるとその情報が副腎へと伝達され、ストレスと戦うホルモン(コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン)を分泌しストレスを緩和します。

 

 

 

しかし、毎日のようにストレスが続くと、副腎はフル稼働を余儀なくされ、やがて疲弊してしまいます。

 

 

 

 

 

 

また、ストレスを感じるとタバコやアルコール、コーヒーなどの嗜好品でストレスを解消するという方は多いかと思います。

 

 

 

ですが、タバコのニコチンはアドレナリンやノルアドレナリンの分泌を、コーヒーはコルチゾールとアドレナリンの分泌をそれぞれ増加させてしまいます。

 

 

 

そのため、毎日たくさん摂ったり、常習的に摂取していると副腎に負担を掛け、働きを悪くしてしまします。

 

 

 

この他にも、夜更かしなどの不規則な生活や、糖質の過剰摂取栄養の偏った食事も、副腎の疲れを助長します。

 

 

 

つまり、対人関係や仕事などの精神的なストレス睡眠不足や過重労働などの肉体的なストレス食事や喫煙などの生活習慣が重なり合って副腎の疲弊が起こります。

 

 

 

疲労する要素ばかりですが、副腎の働きを良くすることはできるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

副腎の働きをよくするためには、次のような方法を試してみましょう。

 

 

〇ストレスを回避するよう心掛ける

 

ストレスを感じやすい方には、考え込みやすいという思考の癖があります。

 

 

 

あれこれと考えているうちに物事をマイナスにしか捉えることができなくなってしまいます。

 

 

 

なので、あれこれ考え始めたら一旦止まりましょう。

 

 

 

テレビや音楽など他の事に意識を向けるようにしたり、運動やカラオケなどの発散出来る事を行うなどして、物事を深く考えないようにする意識づくりが大切です。

 

 

 

もしくは、少し遠出をしてみたりいつもと違う刺激を受けて気分転換するのも良いでしょう。

 

 

 

 

 

〇タバコやアルコールの摂取を控える

 

タバコやアルコール、コーヒーを飲むと一時は気持ちが落ち着き、摂らないことで逆にストレスとなってしまいそうと思うかも知れませんが、これらの効果は一瞬です。

 

 

 

摂取してしばらく経つとまたストレスを感じるため、それを抑えようとして回数や量が徐々に増えていき、摂取せずにはいられない依存状態となってしまいます。

 

 

 

副腎の休息のために、これらの摂取を控えるようにしましょう。

 

 

 

なかなか急には難しいですが大丈夫です、鍼灸治療がありますよ。

 

 

 

 

 

〇食生活の改善

 

タバコやアルコールの摂取と同様に、過剰な糖質の摂取も副腎に悪影響を与えます。

 

 

 

そもそも、甘いものの依存性もかなり高く血糖値のコントロールにも関わるため、副腎を労わるならまずはここから始めたほうが良いです。

 

 

 

既に依存化してやめられないという方は、とにかくよく噛んでゆっくりものを食べることを心がけましょう。

 

 

 

それだけでも血糖値の急上昇を防いで、副腎の負担を軽減することが出来ます。

 

 

 

何を食べたら良いかのご相談は、ぜひ直接尋ねて下さいね。

 

 

 

 

 

 

〇運動する

 

副腎の働きをよくするために運動を行う場合は、気持ち良いと思う程度で止めることが大切です。

 

 

運動という文字を見てすでに嫌気がさしたら、ウォーキングや散歩などでも問題ありません。

 

 

 

「できる時にできる距離を歩くだけ」という軽い気持ちで取り組みましょう。

 

 

 

歩くことで血の巡りが良くなり、体の各臓器に酸素や栄養が十分に行き渡るようになります。

 

 

 

そうすれば、徐々に体力や気力がついて運動が習慣化できるようになります。

 

 

 

どうしても動くのが嫌なら、体操などその場でただ動くだけでもいいです。

 

 

 

副腎疲労の中の意欲減退は動く気すら削いでしまうので、難しく考えずまず動いてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

 

 

副腎の疲労は大体の方に当てはまるかもしれません。

 

 

 

ですが大抵の場合、「あー、副腎疲れてるわー」とはなりません。

 

 

 

先に紹介した数多の症状として現れることになります。

 

 

 

自律神経や免疫の問題、精神疲労などは鍼灸治療の得意分野です!

 

 

 

これから更に暑くなって、疲労が抜けきらない!とならないように今から体を整えておきましょう。

 

 

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

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