足を組んではいけない理由
皆さんこんにちは、
今日も元気に診療中です。
阪急千里線 南千里駅直結のショッピングセンター「ガーデンモール南千里」二階の
南千里鍼灸整骨院 川村です。
寒い日が続いています、最近挨拶の様に「冷えますね」と言っています。
休みの日に息子と公園なんかに行っても、早々に帰りたくなる今日この頃です。
はやく春が来てほしいものですね。
さて、今回はなぜ、足を組んではいけないのか。という話です。
このあいだ患者さんと話していて、そんなことを質問されたので
私なりに見解を書いてみたいと思います。
いきなりですが、股関節が構造的に最も弱くなるかたち(ケガをしやすくなる姿勢)は
「屈曲、内転、外旋位」と言われています。
わかりにくいですね。
私の右足でやってみると
これが屈曲
これが内転
これが外旋です。
で、この三つの動きを複合すると
こうなります。
ドンピシャですね。つまり、足を組んでいる状態というのは
股関節がもっとも構造的に弱くなっているんです。
もちろん、足を組んでいる時というのは基本的には座っていますので
股関節が構造的に弱くなっていようがいきなり問題が発生したりはしないんですが、
人間の体は、「いつもとっている姿勢」で固定されるという特性を持っています。
「癖がつく」「ゆがみが出る」なんて言い方もします。
なんでそんな特性があるのか?ということを説明すると、筋膜がどうの、
コラーゲン線維がどうのとややこしい話になりますので、今回は割愛いたします。
まあとにかく、同じ側でばかり足を組んでいると、そちらの股関節が
構造的に弱い(ケガをしやすい)形であるところの「屈曲、内転、外旋位」で固まってしまうわけです。
その状態自体は、些細なずれでも、それでずっと過ごしていると
弱っている部位へはダメージが蓄積します。
最終的には股関節の関節そのものの損傷や変形、周りの筋肉の損傷、
股関節をかばう為に起こる足首、膝や骨盤、腰のケガなどにつながるわけです。
「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話をしましたが、そこまでいかないまでも
人間の体は弱った部分をかばう姿勢をとるため、姿勢の歪みにもつながりますし、
あんまりいいことはないですね。
いつも同じ方向で足を組んでいる、という方は
組まないようにするとは言わないまでも、ある程度左右均等に組むことを意識してみたり、
逆方向のストレッチで癖を戻すなど、すこし何かに取り組んでみてはいかがでしょうか?
少しのことでも、結構体は変わっていきますよ。
今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
股関節のくせの確認、矯正も承っておりますので、
気になる方はぜひ一度当院までお越しいただくか、下の電話番号までお問い合わせください。
南千里鍼灸整骨院
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