睡眠不足がもたらす体の異常 ~あなたも心当たりがありませんか?~
阪急千里線『南千里駅』直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
自律神経治療・眼治療専門の鍼灸師の岡崎です!
正月休みも終わり、少しずつ平常運転に戻っている今日この頃。
週末は気温が上がるらしいので、体調不良にお気をつけください。
さて、今回は睡眠不足がもたらす体の異常がテーマです。
いきなりですが、皆さんは
・タンスの角や、机などで足をぶつける
・アメを途中で噛んでしまう
・パソコン作業中に髪や顔を触る
といった経験がありませんか?
それ、実は睡眠不足が関係しているかもしれません。
では、睡眠不足がどのように関係しているのか、細かく見ていきましょう
〇タンスの角や、机などで足をぶつける(固有感覚の問題)
これは、自分の脳が把握している体のイメージと、実際の身体の動きにギャップがある時に起きます。
私たちの筋肉は、伸縮した情報を脳に送って、今の身体がどのように動いているかを伝えています。
これは、固有感覚と呼ばれる感覚です。
睡眠不足になると、この固有感覚の情報があいまいになります。
「どのくらい足を前に出したか」という筋肉からの情報があいまいになると、脳に伝わった情報よりも大きく足を前に出していて、そのままタンスや机の前を通ると足をぶつけてしまいます。
同様に、ドアを通る時に肩がぶつかる、持っているカバンが引っかかる、包丁で指を切る、持っている物を落とすといったことも、睡眠不足で固有感覚の情報が不足したときに起こります。
〇アメを途中で噛んでしまう(セロトニン分泌不足)
これは、セロトニンという物質の不足を示しています。
セロトニンとは、脳内で働く神経伝達物質です。
脳を覚醒させるための物質の内の1つで、急な刺激に反応しないように、緩やかに覚醒させる役割を担っています。
セロトニンは、リズムのある運動をしている時に分泌されやすいという特徴があります。
持っているボールペンをカチカチ鳴らしたり、貧乏ゆすりや机をコンコン叩いたり、うろうろ歩き回ったりする…
これらは、脳がセロトニン不足を補おうとして体にリズムのある運動を命令して起こっているのです。
〇パソコン作業中に髪や顔を触る(ヒスタミンの増加)
パソコン作業中に、髪や眉、鼻や口元を触っていませんか?
または、ネクタイやネックレス、ピアスを触ったりしていませんか?
これは脳を覚醒させるヒスタミンという物質が過剰に増えているサインです。
睡眠不足の状態で、脳を覚醒させなければならないパソコン作業や会話をすると、覚醒レベルを低い所から急激に高めるためにヒスタミンが過剰に分泌されます。
ヒスタミンが増えすぎると、身体の敏感な部位が痒くなります。
いかがでしたでしょうか?
過去にも睡眠についての記事は上げてきましたが、今回はより身近な内容だったかと思います。
体質改善や不調改善は鍼灸治療の得意分野です!
睡眠の問題に対しても鍼灸治療はとても有効です。
脳神経の過活動を緩和させたり、筋肉の緊張を正したりと幅広く対応できます。
頭や身体の疲れをとり、快適な睡眠を目指しましょう!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
当院の治療方針を詳しく知りたい方はしんきゅうコンパスへ!