意外と知らない!?背骨にはそれぞれの働きがあります~頸椎編~
阪急千里線『南千里駅』直結、
吹田市津雲台のショッピングセンター
『トナリエ南千里』二階の南千里鍼灸整骨院
自律神経治療・眼治療が得意な鍼灸師の岡崎です!
気付けばゴールデンウィークも終わってしまいました。
皆さんはいかがお過ごしでしたか?
連休前までにぎっくり腰の方が急増したので、下半身のコンディションにご注意くださいね!
さて、前回は足についてやったので今回は背骨に焦点を当ててみようと思います。
単に背骨といっても、首・背中・腰と部位によって骨の名前も変わり、それぞれの働きも違っています。
大抵の場合、姿勢を良くしようとすればするほど、どこかに力が入って構造としての背骨が持つ柔軟性が失われていきます。
それによって首や腰の筋肉の疲労に繋がります。
体を安定させようとすればするほど、安定感が無くなっていくのは皮肉なものです。
そこで、今回から複数回にわたって背骨を区分けして解説していこうと思います。
各部位の動きを少しでも知っておけば、変な姿勢になる事を防ぐことが出来るかもしれません。
記念すべき1回目は頸椎についてやっていきます。
頸椎は、背骨の中でも上から7個までの部位の事を指します。
頸椎の横の飛び出した場所には穴が開いていて、椎骨動脈という血管が通っています。
この血管は、最終的に頭の中に入って脳へと繋がります。
頸椎の位置が悪いと椎骨動脈の血流も悪くなり、頭に血が送られにくくなります。
私の鍼灸治療において、椎骨動脈の血流改善はほぼ全員に行っています。
それほど大事な場所であるという事です。
話は変わって、ストレートネックという言葉を耳にすることが増えたかと思います。
最近ではスマホ首なんて言い方をされることもありますね。
頸椎はやんわり前側にカーブしていて、頭の重みを支えやすいようになっています。
また、可動範囲が広いのですべての方向に動きやすいのも特徴です。
自分の真横を見るような動きでは動きを認識しやすいですが、上を向く動きになると半数ぐらいの方は首の動きが途中で止まっていることが多いです。
上を向くのに首の動きが不十分だと、目だけが上を向くようになってしまい、次いで肩をすくめるような動作が加わってしまいます。
本来上を向く時に肩の動作は不要なので、頸椎の動きに問題があるというのがすぐにわかります。
ストレートネックの方は上を向く動作がかなり苦手で、これが慢性肩こりなどの元になります。
更に、頸椎への負荷のかかり方は頭の位置と深く関わりがあります。
体を垂直と仮定して、頭を15°前に傾けただけで首に10㎏を超える負荷がかかります。
また、45°くらいまで前に倒すと22㎏の負荷がかかります(ビールケース1つ分!)
駅のホームなどでよく見かける、スマートフォンまで顔が寄っているような人は60°を超えていると思いますが、27㎏越えの負荷が首にかかります。
(なんと小学3年生が首にしがみついているのと同じ!)
これを聞いてゾッとした方は、手元のスマホに目線を持って行くのではなく、目線にスマホを持って行きましょう。
いかがでしたでしょうか?
骨に関係する問題は手で治療するイメージが強いかもしれませんが、鍼灸だってできるんです。
自律神経や免疫の問題、骨格の問題などは鍼灸治療の得意分野です!
あらゆるツボを活用して体の機能を高める、鍼灸という選択肢を考えてみませんか?
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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