寒い今だからこそ役にたつ、身近にある塩の力を知っていますか?
皆さんこんにちは!
北大阪急行 千里中央駅直結、せんちゅうパル1階の鍼灸整骨院セラピ
自律神経治療と眼治療が得意な鍼灸師 岡崎です!
あけましておめでとうございます。
今年も当院を宜しくお願い致します。
さすがに1月ともなればずいぶん寒くなりましたね。
最近は室内の方が冷えを感じることもあり、毎日凍えています。
さて今回は、そんな寒い冬に身体を温める手助けをしてくれる塩についてのお話をしていこうと思います。
皆さんの食卓に馴染みがあっていいのではないでしょうか?
塩は脂肪やタンパク質と異なり直接体のエネルギーにはなりませんが、人体にとって重要な役割を担っています。
少しばかり科学の話になりますが、塩は体の中では塩素(Cl)とナトリウム(Na)に分かれていて、体重の60~70%を占める水分である血液やリンパ液に約0.9%の割合で溶け込んでいます。
これらの塩は、一定の濃さで血液に溶け込むことで体の水分の量を調整する役目(浸透圧)を果たしています。
(体内から余分な水を排出したり、食べ物などから引き込んだり)
人間の体にとって水はとても重要で、適当な水分量が保たれている事で栄養の吸収がしっかり出来ます。
また、塩は胃や、腸、肝臓、すい臓が分泌する消化液の成分に含まれています。
塩素は胃液の胃酸の主成分で(塩酸ですね)、唾液の中ではジアスターゼという消化液の働きを活発にするといった役割をしています。
また、塩を構成しているナトリウムは筋肉を収縮する働きを助けています。
なので、脱水などで体内の水分と塩(ナトリウム)の濃度バランスが大きく変わってしまうと、筋肉の伸び縮みに異常が起きひきつりや痙攣が起きてしまいます。
脱水は夏場に多いイメージがあるかもしれませんが、実は空気の乾燥や摂取量が減りやすい冬場も脱水のリスクがあるので夏以上に気をつけましょう!
身体の中でいろんな働きを持つ塩ですが、皆さんは普段どのような塩を料理に使っていますか?
普通に見かけるような食卓塩は、ナトリウム以外のミネラル(マグネシウムやカリウム、カルシウムなど)を省いて精製されているので塩化ナトリウムの純度が高く、しょっぱさが強くなります。
皆さんが気になる血圧の上昇にも大いに関与します。
ですが、ミネラルを多く含む粗塩(天日干しの海水塩)は、味もまろやかで血圧の上昇が穏やかです。
また冒頭にも少し触れましたが、塩には体を温める作用があります。
体を冷やす食べ物に一つまみかけるだけで冷えを中和できたりもします。
(トマト+塩など最たる例かもしれません。)
寒い季節の入浴時は浴槽に一掴み塩を入れるのもおすすめです。
(バスソルトでも可、ただし浴槽が痛む場合があるので注意書きなどをよく読んでください)
日本人は海に囲まれた島国の民族なので、塩は切っても切れない関係です。
(清めの塩もありますよね!)
ただ、いいこといっぱいの塩もさすがに病気療養中の方は摂取方法に気を付けて下さい。
いくら血圧上昇を緩やかにすると言っても、塩は塩ですから摂りすぎ注意です。
普段から濃い味付けを好む方や、薄味を感じられなくなっている方も要注意ですよ!
とかく悪者にされがちな塩ですが、上手に使って寒さを乗り切りましょう!
自律神経由来の不調や体質改善、免疫力を高めるのは鍼灸治療の得意分野です!
食べ物・飲み物で身体の中から、鍼灸治療で身体の外からしっかりケアしていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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