7月20日から8月7日は夏の土用です。土用の本当の意味ってご存知ですか?
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自律神経治療と眼治療が得意な鍼灸師 岡崎です!
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さて、7/20からは夏の土用が始まります。
土用と言えば、土用の丑の日にウナギを食べよう!というのが一般的な解釈だと思います。
ですが、せっかくなので土用についてもう少し詳しくなって頂こうと思います(^^♪
という事で本題に参りましょう。
まず、土用ってなんですか?というところからですね。
土用、正確には土旺用事(どおうようじ)といいます。
旺というのは盛ん、勢いがあるという意味なので、
1年の中で土の性質が一番強くなる時期という意味になります。
(ここでいう土の性質とは、一度はどこかで見た事あるかもしれない下の図の陰陽五行のお話です)
さらに深堀すると話が複雑になるので前置きはこれくらいにして、
土用とは本来、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前18~19日間の事を指します。
この期間が次の季節への移行期間、つまり季節の変わり目となります。
なので、明後日から始まるのは立秋前である夏の土用ということになります。
ちなみに暑さの盛りである8月頭に立秋といってもピンときませんが、
旧暦で見ると約1ヶ月遅れになるので、大体9月くらいを指します。
※諸説あり
さらに、昔は日付を子の日、丑の日、寅の日というように十二支で数えていました。
そのため、土用の期間中の丑の日がそのまま土用の丑の日といわれて認知されました。
なので場合によっては土用の期間中に2回丑の日が回ってくることがあります。
そして皆さんおなじみ、夏の土用はうの付くもの(の筆頭がうなぎ)を食べると良いとされています。
ですが、各土用にも食べると良いとされているものがあるのはご存知ですか?
春の土用は戌の日にいのつく物や白い物
夏の土用は丑の日にうのつく物や黒い物
秋の土用は辰の日にたのつく物や青い(緑)物
冬の土用は未の日にひのつく物や赤い物
を食べると良いとされているので、参考にしてみて下さいね!
ちなみに戌、丑、辰、未の一つ前のカラーが、食べると良いとされている物の色です。
※亥・子のところは本来黒色なんですが、この画像では青っぽくなっています。ご容赦ください。
ここまでは土用とは何かという話と食べ物の話でしたが、実は土用の期間中にやらない方がいい事とやった方が良い事があります。
やらない方がいい事は
土に関係する事
(ガーデニングのような、土や草いじり、増改築、地鎮祭など)
新しく始める事
(新居購入、就職や転職、結婚や開業など)
旅行や引っ越し
争いごと、喧嘩
(泥沼にはまって長期化する)
などです。
実際に守ろうとすると実生活に支障が出てしまいますし、昔の人も土用の間に畑仕事をしないといけないこともあったでしょう。
なので間日(まび)と呼ばれる日があり、該当する日は避けた方がいい事を守らなくても大丈夫とされています。
間日はそれぞれ
春の土用…巳、午、酉の日
夏の土用…卯、辰、申の日
秋の土用…未、酉、亥の日
冬の土用…寅、卯、巳の日
なので、該当する日は制約は無くなります。
何日が該当するかは毎年変わり、今年の夏土用は7月20日、21日、25日、8月1日、2日、6日が該当します。
ここまではやらない方がいい事でしたが、対してやった方がいい事は
部屋の片づけや整理整頓
休息をとって体をいたわる
次の季節の準備
などです。
土用期間は季節の移り変わり・変動の時期なので、自律神経の働きも乱れやすく調子が安定しない時期でもあります。
なので、あまり動かず出来るだけじっとして休息に努めましょうねという事です。
現代ではきっちり守って生活するのは至難の業ですが、意味を知った上で自分の行動を改めるのは大事なことだと思います。
気候変動が激しい今だからこそ、少しでいいので身体を休めるアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。
今回の内容はいかがでしたでしょうか?
暦を意識した生活は少し難しいかもしれません。
ですが、体の声を聴いて生活するのも大事なことだと考えています。
自律神経や免疫の問題、血流改善などは鍼灸治療の得意分野です!
はっきりと不調というものが無くても、なんでもご相談下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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